犬の関節炎や脱臼(パテラ)におすすめの人気サプリメント10選!効果や選び方を完全ガイド
愛犬が関節炎やパテラ(膝蓋骨脱臼)で苦しむ姿を見るのは、飼い主としてつらいものです。
「足を引きずる」「びっこをひく」などの症状が見られたら、早めに対策したいですよね。
本記事では、犬の関節炎やパテラに悩む方に向けて、おすすめの人気サプリメント10選をご紹介します。
グルコサミンやコンドロイチンなどの成分に、どのような効果があるのかも徹底解説します。
また、サプリメントの選び方や正しい与え方も詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
犬の関節炎に効くサプリメント10選
犬の関節炎に効果的なサプリメントには、さまざまな種類があります。
- グルコサミン
- コンドロイチン
- 不飽和脂肪酸(オメガ脂肪酸)
- コラーゲン
- MSM(メチルスルホニルメタン)
代表的な5種類の成分の効果や、おすすめのサプリメントを紹介します。
グルコサミン
体内で作られる軟骨を構成する成分です。
年齢とともに作られる量が減ってしまうので、サプリメントをとって補いましょう。
カニやエビなど甲殻類の殻から生成される成分なので、甲殻類アレルギーの犬には与えないようにしてください。
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コンドロイチン
サメや牛の軟骨から抽出される、粘度のある成分です。
軟骨や肌の弾力を保つのに大切な成分で、グルコサミンと同じく加齢にともない作られる量が減少します。
サプリメントを服用して、補ってあげましょう。
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4:Greenies グリニーズ デイリーサプリメント 成犬用 関節の健康サポート
不飽和脂肪酸(オメガ脂肪酸)
皮膚・関節の炎症を抑える成分です。
細胞膜の主成分でもあり、体を動かす大切なエネルギー源にもなっています。
不飽和脂肪酸には、ミリスチン酸、パルミチン酸をはじめとする成分が含まれています。
体内では作られない成分のため、サプリメントで摂取するのがおすすめです。
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コラーゲン
繊維状のタンパク質で、骨の土台ともなる成分です。
骨の土台だけでなく、体を作ることや機能を正しくするために不可欠な成分と言われています。
加齢に伴い作られる量が減るので、ぜひサプリメントで摂取してください。
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MSM(メチルスルホニルメタン)
「メチルスルホニルメタン」は、コラーゲンを作るのに必要な成分です。
痛みや腫れ、炎症を和らげます。
関節炎だけでなく、傷をはやく治したりアレルギー症状を緩和する働きもあるので、昨今注目されている成分です。
体内では作られない成分のため、サプリメントで摂取するのがおすすめです。
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関節炎向けサプリメントの4つの効果
サプリメントには、成分で異なる効果があります。
- 抗炎症作用がある
- 軟骨を修復する
- 血行を促進する
- 骨と骨の摩擦を防ぐ
代表的なサプリメントの効果を説明します。
抗炎症作用がある
不飽和脂肪酸やMSMは抗炎症作用を持ち、関節の痛みや炎症を軽減します。
血液中のコレステロールや中性脂肪の減少や、アレルギー症状を緩和する効果もあります。
そのため、関節炎以外の症状にも有効です。
関節炎の痛みにアプローチして症状をやわらげていくので、とくに散歩を嫌がる犬におすすめです。
軟骨を修復する
グルコサミンやコンドロイチンは、関節軟骨の修復と再生を促進します。
この2つの成分が組み合わさることで効率的に軟骨成分を補うため、サプリメントでは両方が含まれているものがよく見られます。
とくに、高齢で関節炎をわずらう犬におすすめの成分です。
年齢とともに少なくなるので、サプリメントから摂取しましょう。
血行を促進する
多くのサプリメントに配合されているビタミン類が、血行を改善し関節への血流を増加させる働きがあります。
ビタミンそのものに関節を修復する力はほとんどありませんが、他の成分の効能を後押しする力があり、血行を促します。
骨と骨の摩擦を防ぐ
コラーゲンは骨と骨の摩擦を防ぎ、関節の滑らかな動きをサポートします。
高齢犬になると関節にあるコラーゲンが減少するので、サプリメントで補いましょう。
体のいたる組織にコラーゲンは含まれているため、関節炎を未然にふせぐ効果も期待できますよ。
サプリメントを選ぶときの3つの注意点
症状に効果的なサプリメントを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 症状に合った成分が入っているか確認する
- 無添加のサプリメントを選ぶ
- 必ず獣医師に相談する
以下で、それぞれを解説します。
症状に合った成分が入っているか確認する
愛犬の症状を緩和するのに必要な成分が含まれているかをしっかりと確認しましょう。
たとえば、加齢が原因で関節炎やパテラなどを患っている場合、グルコサミンやコンドロイチンなどが効果的です。
症状と成分が合ってないと、期待通りの効果があらわれません。
必ずそれぞれの症状に合った成分が配合されたサプリメントを選んでくださいね。
無添加のサプリメントを選ぶ
添加物不使用の製品で、愛犬の健康リスクを減らすことも大切です。
近年、犬のアレルギーが増加傾向にあると言われています。
その理由の1つが、食品などに含まれる添加物です。
とくに食べ物で皮膚をかゆがったりする犬には、無添加のサプリメントがおすすめです。
必ず獣医師に相談する
サプリメントをあたえる前には、獣医師に相談しましょう。
とくに、パテラ( 膝蓋骨脱臼:しつがいこつだっきゅう)の場合は、サプリメント選びが難しくなります。
パテラになると、鎮痛剤の服用やレーザー治療などの処置も必須になります。
他の治療とのバランスをとるためにも、サプリメントを使用する前には必ず獣医師からのアドバイスをもらってくださいね。
犬にサプリメントをあたえるときのポイント3つ
犬の関節炎に効くサプリメントを選ぶために、3つのポイントをチェックしてください。
- 適切な量を与える
- タイミングは食後がおすすめ
- 継続して飲むのが大切
以下、あたえ方とタイミングを解説します。
適切な量を与える
獣医師の指示に従い、適切な量を与えましょう。
たくさん飲めば効果的というわけではありません。
過剰に摂取すると、体内の栄養バランスが崩れてしまう可能性もあります。
犬種や体重にあった適量をよくチェックしてからあたえましょう。
摂取のタイミングは食後がおすすめ
サプリメントは食後にあたえると、消化吸収が良くなります。
食後のタイミングなら、あげ忘れも防げますよ。
どうしてもタイミングを忘れてしまう人は、フードと一緒にあたえてもOK。
ドッグフードとサプリメントの成分を調整すれば、栄養素をバランスよれますよ。
継続して飲むのが大切
サプリメントは1日や2日で効果が出るものではありません。
一定期間継続して与えることが大切です。
変化があらわれるまでに時間がかかるため、最低でも1か月以上継続してください。
ただし、あたえた直後に食欲がなくなったり、下痢になったりと体に異変があった場合は、すぐに服用を中止しましょう。
【まとめ】サプリメントは適正な「成分」「タイミング」「継続」が大事
犬の関節炎やパテラにサプリメントをとり入れるには、「適正な成分」を選ぶことが大切です。
また、「食後のタイミング」にあたえることでサプリメントの効果を最大限に引き出せます。
さらに「継続してあたえる」ことで、効果を少しずつ引き出され改善に導きます。
関節炎の回復には、サプリメントが有効な手段の一つです。
ぜひ、愛犬が健やかに過ごせるよう、サプリメントの知識を日々のケアに役立ててくださいね。