ダックスフンドは耳もシャンプーする?正しい洗い方や注意点を解説
「ダックスフンド犬の耳もシャンプーする必要があるの?」
「犬の耳のシャンプー方法を詳しく知りたい!」
ワンちゃんをシャンプーするとき、耳のケアについて迷うことがありますよね。
正しい方法でシャンプーすれば、犬の耳も安全で清潔に保てますよ。
この記事では、犬の耳のシャンプー方法や、耳に水やシャンプーの泡が入った場合の対処方法を詳しく解説します。
犬の耳を洗うときに気をつけるポイントがわかるので、安心してケアできます。
犬の耳は非常にデリケートです。
外耳炎にもなりやすく、扱い方にはコツが必要です。
耳を洗う頻度や優しく扱う方法も解説しているので、愛犬の健康のためにぜひ参考にしてください。
犬の耳は洗ってもOK!ただしトラブルには注意
犬の耳は洗っても大丈夫ですが、トラブルを起こしやすいため注意が必要です。
とくに垂れ耳の犬種は通気性が悪く蒸れやすいので、外耳炎などを発症しやすい傾向があります。
ダックスフンドも垂れ耳なので、外耳炎を起こしやすい犬種にあてはまります。
耳を洗うときは、耳の中に水が残らないようにしましょう。
犬の耳をシャンプーするのは汚れが気になるときのみ
犬の耳をシャンプーするのは次のような場合です。
- 体質的に耳が汚れやすい
- 耳にベタつく汚れがある
- 夏の湿気が多い季節
ただし、犬の耳には元々自己調整機能があるため過度なシャンプーは避けましょう。
愛犬の耳をよく観察して、シャンプーの必要性を判断してくださいね。
基本的な犬の耳の洗い方
基本的な耳の洗い方は以下のステップです。
1)耳の外側を洗い、耳を持ち上げて内側を洗う
2)耳をマッサージして汚れを浮かせ、シャワーで流す
3)耳の中の水分を完全に乾かす
耳を洗うときのポイントは以下の3つ。
- 耳を洗うときは犬が安心できる場所をえらぶ
- いきなり耳にシャワーをかけるのはNG!足元から少しずつぬらして慣らす
- 怖がらせないように優しく声かける
シャワーをがんばったあとは、ご褒美におやつをあげましょう。
シャンプーを使って犬の耳を洗う3ステップ
犬の耳をお風呂で洗う方法を説明します。
STEP1: 優しく声をかける
「シャンプーは怖くないからね!」と声をかけましょう。
そして体を優しくなでます。
次に手やスポンジを使い、少しずつ犬の頭や耳をぬらします。
STEP2:耳介を洗う
はじめに耳介を洗います。
シャンプーをよく泡立てて、もみ洗いすることがポイント。
すすぐときにシャンプーの泡が残っていると皮膚炎を引き起こすことがあるため、よくすすぎましょう。
耳の裏側を洗うときも同様に、水が耳の中に入らないようにしましょう。
STEP3:耳の中を洗う
次に、耳の中にゆっくりと水を入れ、体をブルブルと振らせることで耳の汚れやシャンプーを取りのぞきます。
片耳ごとに10回ほど行い、汚れが出てきたら十分です。
また、顔周りもよくすすいでください。
鼓膜が正常であれば、水が耳の中に入っても問題ありません。
体を振ったあとは、ほとんどの水が流れ出て、耳の中に残ることはないので安心してください。
STEP4:水分を完全に乾かす
シャワーのあとは柔らかいタオルで水分を優しく拭き取りましょう。
耳はデリケートなので、力を入れないよう気をつけます。
犬はシャワーのあとに必ず体をブルブルして耳の中の水を外へ排出させます。
思いきり体をブルブルさせてあげることが、とても大切です。
犬用シャンプーのワンポイントアドバイス
犬は人間の何倍も嗅覚がすぐれているので、シャンプーの香りが強すぎるとストレスになります。
必ず前もって、愛犬にシャンプーのにおいを嗅がせましょう。
また人間用のシャンプーでなく、必ず犬用のシャンプーを選んでください。
人間と犬では皮膚の作りや酸性度が違うためです。
犬はにおいに敏感なので、なるべく愛犬の好きな香りを選んであげてくださいね。
犬の耳をシャンプーをするときに気を付けること
自宅で犬の耳の中まで洗うときは以下の3点に気をつけましょう。
- しっかりすすぐ
- 耳の中に水分がのこらないようにする
- 体をしっかりとブルブルさせる
しっかりすすいであげたら、あとは体をしっかりとブルブル振らせてを見守りましょう。
水や泡が入ることで外耳炎の原因になるわけではありません。
しかし、耳の中に水が残って蒸れると炎症の原因となります。
残った水とともに耳の中の汚れも一緒に排出することで、耳の中がきれいになるのです。
犬の耳を洗う頻度
犬の耳は月に1回程度を目安に洗ってあげましょう。
「水のみ」でも「シャンプーを使って」でも、頻度は月1回で大丈夫です。
犬の耳にはもともと自浄作用があるため、耳の状態が良好なら頻繁に洗う必要はありません。
むしろ、必要以上にシャンプーをするのは耳を傷つける恐れがあるので気をつけましょう。
耳を洗うときにシャンプーを嫌がったら
せっかく耳をきれいにしようとしてもワンちゃんが嫌がることがあります。
そんなときは次の対策がおすすめです。
- シャワーを怖がる → 「怖くないよ」と優しく話してあげる
- 水を怖がる → 足元から徐々にぬらし、だんだん慣れてもらう
- お風呂場が慣れずに嫌がる → 好きなおもちゃ、おやつで気を紛らわせる
状況に合わせてシャンプーに良いイメージを持ってもらいましょう。
また、愛犬の様子がいつもと違って元気がないときは、むりにシャンプーをせず日を改めてくださいね。
耳の中に水やシャンプーがたまると外耳炎の原因に
犬は通常、耳に水が入っても体をブルブルさせて出しますが、完全に水が排出されないと外耳炎の原因になります。
- シャンプーのあともずっと体のブルブルをやめない
- 何度も耳を足でかいている
上記のような様子がある場合は、耳の中に水やシャンプーの泡が残っている可能性があります。
そのようなときは、柔らかいタオルや脱脂綿でふいてあげましょう。
まとめ
犬の耳のシャンプーの必要性と詳しい方法、そして注意点を詳しく解説しました。
耳をシャンプーするうえで、重要なことは以下の3つです。
- 耳の状態がよければ、シャンプーは月に1回程度にする
- 耳の中に泡が残らないようにしっかりとすすぐ
- シャンプーのあとは体をしっかりとブルブルさせてあげる
水が耳の中に入ること自体は悪いことではありません。
きちんと排出されれば耳の中の汚れとともに流れ出るので、耳の中が清潔になります。
万が一、体のブルブルをやめなかったり、耳を足で掻くなどの様子が続く場合は、獣医さんに相談しましょう。
愛犬との耳のシャンプーがを楽しい時間にしてくださいね。